Blog

  • 2022年1月29日
    【旅学】レストランサービス研修 2月出発

    「旅学」とはレストランサービスを学ぶ研修プログラムです。

     

    私が接客において大切にしているのは「付加価値」

    レストランで料理をサーブする人がいかに

    「楽しさ」という価値をつけられるか。

     

     

    レストランでの主役は2つあります。

     

    「人」と「料理」

     

    「ゲスト」に「料理」を美味しく、そして楽しく味わっていただく為には、それを伝える人が 

     

    「食材がどんな場所で、どのような人によって生み出されるか

     

    を知る事が必須となってきます。

     

    料理人の想い(どのような経緯でその料理は編み出されたか)

    は同じ職場なら、ある程度は分かります。 

     

    しかし、食材は現地に行き、その生産者の方と話さない限り

    本当の想いを知る事はできません。

     

    優れた食材を料理に変え、その料理に携わる全ての人の想いを

    ゲストに届けるのが、私たちサービスマンの役割です。 

     

    目に見えるものや肌で感じるすべてを体感しないと、

    物事の本当の良さはわかりえません。

     

    ゲストへ正しく伝えるため、そしてどのように伝えるか。

    コミュニケーション能力も大切です。

     

     

     

    「楽しみながら学ぶ、サービス接客研修」

    「レストランサービスマンのメンタル、テクニカルを向上させる」

     

     

    レストランサービスマンの育成を目的としたプログラムです。  

     

     

     

    食材を生み出す自然と生産者の方、料理を作る人達の想いを、

    サービスマンがどのようにゲストへ伝えるのか。

     

     

    「サービスは価値」であることを理解していただき、上流から河口までご案内いたします。  

     

     

    旅学詳細はこちら 

     

    【日程】2022年2月27日(日)~28日(月) 

    【出発地】都内

    ・27日8時出発(車利用)

    ・28日17時頃 都内解散

     

    【目的地】山梨県北杜市~勝沼町

    【募集人数】3名

    【参加資格】30歳以下 レストランサービスマン

    【参加費】18,000円(税、宿泊交通費、食事ワイン代込)

    【服装&持ち物】

    ・サングラスor メガネ(枯れ葉やゴミが目に入らないように)

    ・園芸用手袋

    ・運動靴

    ・防寒対策した格好

     

    【内容】

    (1日目北杜市)

    ・コミュニケーションセミナー(講師:宮崎)

    ・人心掌握術セミナー(講師:宮崎)

    ・赤ワイン3種 ティスティング(2015年2016年2017年 Phillipe Pacalet )

    ・調理(ワインに合わせた食材調達から)

    ・デクパージュ(切り分け、取り分け)講習

    ・温泉

     

     

    (2日目勝沼町)

    ・甲州ブドウの木 選定作業

    ・ブドウ畑の仕組み、栽培法を学ぶ

     

     

     

    お申込みはコチラから

    https://www.fantagista21.com/contact/

    Category:お知らせ,学校

    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 2021年12月30日
      価値を売る

      「貯金すればするほど損している」と言われたら?  

      「いやいや、そんなはずないでしょ。だってお金が減ってるわけじゃないし」

      普通はそう思うかもしれませんが、じつは間違いです。

      貯金すればするほど損しているのです。 

       

      たとえば、23年前の私の初任給は13万円。

      当時フレンチ最盛期。ロマネコンティが20万の時代でした。 

       

      今150万円はしますね。今では考えられない。

      今思うと、あの時買っておけばよかった~~~~と、悔やんでも悔やみきれない。 

       

      【今日は価値の話】

       

      戦前までさかのぼると、月収100円で生活していた時代がありました。

      いまの初任給20万円ほどという金額を考えたら、すごい差ですよね。

      その後、経済復興とともに物価は上がっていき、それに伴ってお金の価値も下がってきました。

      戦前の100円も現代の100円も、100円は100円ですから、戦前の紙幣100円札を現代で使ったとしても、

      買えるのはペットボトル1本分くらいにしかなりません

       

      これは、時間の経過とともに、100円の価値が下がっていったということを意味しています。   

      現在、日本の政策上は毎年2%のインフレ率を目標にしています。つまり、ざっくりと言ってしまえば、お金の価値は毎年2%ずつ減っていくということを意味しています。

      銀行にお金を預けた場合、金利はどのくらいになるでしょう?   

       

      調べてみたら、あるメガバンクの普通預金の金利は0・001%でした。

      ほぼ0だと思ってもらっていいでしょう。

      結論を言うと、銀行にお金を置いておくだけでは、毎年2%ずつ価値が下がっていくということを意味しているのです。  

       

      では、なぜ毎年2%ずつ価値が下がっていくのに、みんな「貯金しなさい」と言うのでしょうか。  

       

      1990年頃は普通貯金をしているだけでお金が毎年6%増えていく時代がありました。  

      年6%の複利の力はすごいです。12年するとお金が倍になる計算です。

      ですから毎月せっせと貯金をすることは、12年後、入れたお金が倍になるということを意味していたのです。

        

      しかも銀行預金ですから、100%リスクなし。  

       

       

      ほかにも言い出したらきりがありませんが、昔は貯金をすることのメリットがたくさんあったのです。だから貯金を激しく推奨されることになりました。  

      しかし、先述した通り、現代の日本で貯金をするということは、毎年2%ずつ価値を下げていくということを意味しています。  

      ですから一生懸命貯金するだけでなく、投資をしていく必要があるのです。  

       

       

      稼げる自分になることが最優先   

       

      人的資産に投資をすることを私はおすすめします。    

       

       

      たとえばあなたが小学生だった頃、1000円貯めるというのは、どのくらい大変なことだったか覚えていますか?    

       

      「両親の肩もみをしたらいくら」とか、「家事を手伝っていくら」など、あったかもしれません。  

       

      自分の買いたいものもあるなかで貯金をするということは、とても難しいことだったはずです。  

       

      それが1000円だったとしても。

         

      しかし大人になったいま、1000円を貯めるということはそれほど難しい話ではないはずです。
      なぜなら、生み出せる金額が子どものときよりいまのほうが大きいからです。

         

      つまり、収入を生み出す原資であるあなた自身の価値を上げたほうが、残せる金額が上がるので、ずっと効果的に貯金を残せるいうことです。      

       

       

      コンビニのアルバイトでは、おそらく時給で1500円が限界でしょう。その道のプロフェッショナルなら、技術を高めれば時給で3000円以上にすることができるはずです。

       

      アルバイトをしながら一生懸命お金を貯めるよりも、より稼げる自分になってからお金を蓄えたほうが、ずっと効率的だということです。

      だからまずは目先の貯金よりも、自己投資して稼げるようになることが大事なのです。  

         

       

      十分に稼げるようになってくると、自己投資額よりも収入のほうが高くなります。  


      貯蓄はあとからいくらでもできます。ぜひ自分に投資し、自分価値を高めましょう! 

       

       

       

       Fantagista21

      Category:日々のこと

      • このエントリーをはてなブックマークに追加
      • 2021年8月29日
        サービスの先に、おもてなしがある

        賛否両論あった東京オリンピックが閉幕しました。

        期間中はレストランで接客をしていると、お客さまとの話題は自然とオリンピックへ。

         

        「オリンピック開催、どう思う?」

         

         

        否定的な方々も少なからず多いため、肯定的な発言はできず、メッシばりのドリブルでサクッと回避していました。

         

        コロナ関連の話題もそう。

        「ワクチン打った?」「どっち?F?M?」

        「僕は絶対に接種しない!」

        「早くうちなよ!!」

         

        など賛否両論。

         

        レストランサービスはお客様からの信頼で成り立つ職業なので、

        コトバひとつよく考えてから発言するようにしています。 

         

        かつて20代のころ、何も考えずにコトバを発していた時がありました。

        自分中心のサービスですね。 

         

        そして・・・

        多くの方から信頼を失い、痛い目にもたくさん遭いました。  

        男, 座って, ベンチ, 座る, 1人, 孤独, 暗い, ライト, 人, 待っている, 黒の背景

        そのころから徐々に

        「相手の心に寄り添うサービスを」!

        そう考えが変わりまました。 

         

         

        サービスにせよ、おもてなしにせよ

        共通していることで何より大切なことは

        「お客さまと自分の間にある壁を取り払うこと」 

         

        手, 虹, ライト, 手のひら, 接する, 壁紙女の子

        お客さまの目線にたち、お客さまの気持ちになる。

         

         

        簡単なコトではありません。   

         

        ではどうやってそれをするのか? 

         

        私の場合は相手の

        「目元」「手元」「足元」

        をさりげなく観察するようにしています。  

        マスクをしていますが、以前は「口元」も。  

         

         

        「元」がつくところはお客の飾らない感情が表れているもの。 

        その感情を察して、こちらの感情をさらけ出す。  

         

         

        すると・・・・

        心, 空, ダール, 青空

         

         

        心がほどける瞬間がわかるようになるんですよ。 

          

        その方が育ってきた環境によっても、

        求められるサービスやおもてなしは異なります。

          

         

        例えばオーダーテイクのシチュエーションでは

         

        楽にしてあげるサービス=「くつろぎ」を求められる方には

        「おまかせコース」を提案。  

         

        自身で楽しみたい=「自由」を求められる方には

        「アラカルト」を提案。 

         

        ダイニング ルーム, 飲食店, 窓, テーブルの設定, テーブル, ダイニング  

         

        不特定多数のお客さまと対峙することが多いからこそ、

        お客様と同じ目線に立つには、

        より想像力を働かせる必要があるのだと思います。  

         

        お客様の立場に立つということは、それは自分の目線です。

        独りよがりのサービスになってしまいます。  

         

         

        お客さまの気持ちに立つということが、

        相手の目線でできる寄り添うおもてなしになるのです。  

         

         

         

        サービスにもおもてなしにもマニュアルはありません。 

         

        理屈よりも感覚が大事。   

         

        そこが難しい上に、その感覚を「戦略」に昇華して、

        都度「チーム」で共有していかなければなりません。  

         

        ビストロ, ワイン, ロマンチック, 親密な, テーブル, バー, ダイニング

         

         

        私はコーチでありプレイヤーです。 

         

        今日はどんなお客さまと出会うのだろう?

        いつものあのお客さまに、どんな話題で盛り上げよう?

         

        いまだに毎回ダイニングに立つと、とても緊張します。

         

         

        毎回 

         

        「その瞬間を最高のものにする」サービスと、

        「一生涯、記憶に残る体験を提供する」おもてなし。

         

         

        永続的に、お客様の気持ちになって接客することがどれほど難しいか

         

         

        今日も考えさせられました。

         

         

        Fantagista21

         

         

         

         

        Category:日々のこと

        • このエントリーをはてなブックマークに追加